セミナー「役員の業績評価・報酬改革」
2019年10月23日
髙田剛弁護士が、ペイ・ガバナンス日本株式会社 マネージング・パートナー 阿部 直彦 氏とのコラボレーションセミナー「役員の業績評価・報酬改革」(主催:企業研究会)に登壇します。
報酬制度に関する法務、税務の基礎的な事項に触れたうえで、多様な株式報酬の類型別留意点、導入状況、展望、本年の企業開示府令の改正への実務対応について解説いたします。
阿部氏のセクションでは、欧米実務を踏まえた日本の実務への示唆、論点整理など、最先端の情報について解説される予定です。
お申し込みは、こちらにてお願いいたします。
プログラム
■解説1/法務・税務編(10:00-12:30)【担当:高田】
『役員報酬をめぐる最新動向と株式報酬の類型別留意点~導入企業の事例分析と今後の展望を踏まえて』
1.報酬制度に関する法務・税務の基本事項【総論】
(1)会社法による報酬決定に関する規制の枠組み
(2)会社法改正の影響
(3)有価証券報告書における報酬開示規制 ~企業開示府令の改正を受けて
(4)法人税・所得税における取扱い
2.株式報酬の類型別留意点と導入状況、展望
(1)業績非連動型の株式報酬(RS,RSU)
(2)業績連動型の株式報酬(PS,PSU)
(3)ファントムストック
(4)時価型ストック・オプション
(5)有償ストックオプション
(6)その他
3. 2019年度株主総会の主要トピックスに関する意見交換
ペイ・ガバナンス阿部直彦氏も参加
■解説2/制度設計編(13:30-17:30)【担当:阿部氏】
『経営者報酬ガバナンスの実践(設計・運用における実務対応)』
1.CGコード、経営者報酬ガイドライン(取締役協会)、CGCガイドライン(経産省)等を踏まえた経営者報酬
ガバナンスの最新動向と実務における論点整理
(1)経営者報酬の最新動向(国内外)
(2)設計・運用実務における課題論点の整理(形式的対応から実質的対応へ)
・ペイ・フォー・パフォーマンス(P4P)の確立
2.経営者報酬の改革の実務
(1)報酬ガバナンス改革見直しのアプローチ
(2)報酬方針の策定
・企業理念・中長期戦略を反映した報酬の目的
・報酬水準・ミックス
・インセンティブ要素の選択と報酬エネルギー
・リスク(不正防止)管理とインセンティブ報酬のバランス
(3)年次賞与の設計
・KPI・業績評価指標の紹介と選択方法
・カリブレーション(目標水準、最低・最高目標の設定等支給レンジ)
(4)長期インセンティブの設計
・長期インセンティブの選択・組合せの検討、ストックオプション、譲渡制限付株式、
パフォーマンスシェア、信託給付型、キャッシュプラン等
・パフォーマンスプランの設計(KPIの選択、目標設定、支給レンジの設定等)
(5)その他
・社外取締役報酬
・グローバル経営者報酬制度との調和
3.報酬委員会運営の実質化・活性化
(運営上の課題整理、報酬委員会の権限規定の明確化、報酬委員会運営のガイドライン)
※最新の情報・動向に基づき、内容を一部変更させていただく場合があります。