ロールプレイング演習で学ぶ管理職のための実践的『ハラスメント対応』ノウハウ
2017年6月15日
野村彩弁護士が、企業研究会主催のオープンセミナー「ロールプレイング演習で学ぶ管理職のための実践的『ハラスメント対応』ノウハウ」で講師を務めます。
管理職の方にとってハラスメントは、マネジメントの根幹を揺るがすことにもなりかねない大変重要な問題です。自身が行ってはならないことは勿論ですが、部下など他者のハラスメント行為も見過ごすことはできません。
また一時的な窓口として、部下から相談を受ける立場にあるという特殊性もあります。相談を受けるの際の対応がその後の解決の方向性を左右することもあり、軽視することはできません。
本セミナーでは、まずは何がハラスメントにあたるのかを掴んでいただき、続いて行われるロールプレイング演習により、実際に聞き取り調査を行っていただきます。
<セミナー内容>
1.解説編
(1)ハラスメントの今 ~現代のビジネス界で問題となっているハラスメント~
・セクハラ、パワハラ、マタハラ、オワハラ、モラハラなど
(2)ハラスメントが企業に与える影響
・ハラスメントの法的・事実的な効果
・加害者、会社、役員、上司にそれぞれどのような責任が生じるか
(3)ハラスメントの定義
・何が「ハラスメント」にあたるのか
・具体的にどのような行為がハラスメントとして違法になるのか
・チェックテスト:「今日の服、良いね」はセクハラか?
(4)相談対応(部下から「ハラスメントを受けた」と相談があった場合)
・直属の上司としての初動対応の重要性
・人事部門など社内の担当部署との連携について
・獲得目標は何か
2.演習編
(1)ロールプレイング 上司役、人事部役、被害者役、加害者役に分かれてのロールプレイング演習
・被害者役:予め「被害概要」のメモをお渡しする
(「〇月〇日に飲み会の場でAが隣に座り…」などの具体的な事例)
・上司役と人事部役:「被害概要」の内容を網羅的に把握することを目指してヒアリングする
(2)講師からの講評
・一般的なマニュアルの解説、理解
・ロールプレイングの対応の妥当性
(3)グループディスカッション
上司としては、事案の概要を把握して担当部署につなげることでいったん手が離れる。
しかしその後、被害者および加害者の処遇をどのようにすべきかという難題も待ち受けている。
管理職として適切な対応はどのようなものか、グループでディスカッションする。