謹賀新年
2022年1月1日
新春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
私ども和田倉門法律事務所は、本年1月4日をもって設立6周年を迎えました。これもひとえに皆様のお引き立てとご指導ご鞭撻があってのものと、厚く御礼申し上げます。
昨年は当事務所にとって変化の大きな一年となりました。当事務所の複数の弁護士が弁護人を務めた大型刑事事件(外為法違反)において、約1年間の公判前整理手続を経て、検察官による異例の起訴取り消しを勝ち取ることができました。当事務所は刑事弁護に特化した法律事務所ではありませんが、難解な事件に怯まず、緻密かつ徹底的にやり抜くことは、設立以来、当事務所が理念として掲げてきたものです。このほか、大型不祥事の調査を複数手掛けるなど、事務所一丸となって取り組んでまいりました。
こうした中、設立当初からパートナーとして活躍されてきた小出一郎弁護士の急逝は、当事務所にとって青天の霹靂であり、痛恨の極みでしたが、ご依頼者や同業者の皆様から非常に多くの励ましの言葉をいただき、所員一同前を向いて、当事務所の理念を忠実に実践してゆく決意を改めていたしました。10月にジュニアパートナーに就任した鄭一志弁護士が、不正調査、経営権争いといった亡小出弁護士の専門分野を承継し、一層の信頼をいただけるよう専門性を追求してまいりますので、ご指導、ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
本年は、関東財務局において資金決済法関連の業規制について研鑽を積んだ森田達也弁護士が、1月から復帰いたします。金融規制法を専門とする山本啓太弁護士のもと、資金移動業等に関する最新実務をご依頼者の皆様に還元させていただきますので、どうかご期待ください。
今後とも、より一層お引き立て賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和四年元旦
和田倉門法律事務所 一同